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地元十日町市にUターンして活躍している小海航さんのキャリア

大学を卒業後、地元十日町市にUターンして活躍されている小海航(こかい・わたる)さん。英会話講師をする傍ら、「十日町市移住コンシェルジュ」でまちづくりコーディネーターをされています。十日町市移住コンシェルジュとは、十日町市への移住を支援している団体です。今回は、同じ大学の後輩という立場から、小海さんのキャリアについて掘り下げていきたいと思います。
インタビュアー:小山

自己紹介

小山美樹(こやま・みき)と申します。
新潟大学創生学部の1年生です。
出身は福島県郡山市で今年の春から新潟に来ました。
I’ll(アイル)というWEBメディアでライターとして活動していたり、茶道部に所属していたりと、いろんなことにチャレンジするのが好きです。
そんな私の興味のあることは、「伝えること」「まちづくり」。今回は、「まちづくり」について学ぶために、十日町市移住コンシェルジュで1週間インターンシップをさせて頂きました!
X(Twitter):@mikik_09

小海さんのキャリアは?

小山

小海さんの簡単なご経歴を教えてください。

小海さん

私は、十日町市出身で新潟大学教育学部を卒業して、
2020年に十日町市にUターンをして小学校教員をしていました。

小山

新潟大学!私も新潟大学に通っているので先輩ですね。
その後はどんなお仕事をされてきたんですか?

小海さん

2021年に離任して、その後は英会話講師クラフトビール醸造所でのアルバイトを掛け持ちしていました。

小海さん

そして、2023年に入って、十日町移住コンシェルジュの存在を知り、まずはインターンシップとして移住コンシェルジュに関わるようになり、2023年6月から移住コンシェルジュの正式なスタッフとして活動しています。

小山

小海さんが移住コンシェルジュで社会人インターンシップを行ったきっかけや背景を教えてください。

小海さん

私が移住コンシェルジュを知ったきっかけは、もともと十日町市内で面白いことをしている方と繋がりがあって、その繋がりの中で移住支援をしている移住コンシェルジュという組織が人を募集しているという話を聞いたことです。

小海さん

その面白い人達との関わりのなかで、自分もそういう面白い仕事に関わりたいなという気持ちがあって今回、移住コンシェルジュを選んでまずはインターンシップという形で関わらせて頂くようになりました。

小山

なぜインターンシップ終了後、TOMOWORKのまちづくりコースで本格的にまちづくりに関わりたいと思ったのですか?

小海さん

2023年の6月からちょうど「TOMOWORK」という、十日町市内でマルチワーカーを派遣する組合の設立に伴いまして、「その組合の第1号の職員として働かないか?」という誘いを受けて、第1号職員としてまちづくりコースに所属して働きたいと考えました。

小海さん

インターンシップの中ですごくコンシェルジュの仕事の魅力を感じていたので、それは自分が関わることができるのであれば、ぜひ関わりたいと思ったのがきっかけです。

十日町市移住コンシェルジュのお仕事とは?

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小海さんは「十日町市移住コンシェルジュ」でどんなお仕事をされているのですか?

小海さん

私の仕事は、多様な側面から『まちづくり』を行うことです。移住コンシェルジュのアシスタントとしての業務は、その一部でしかなく、地域PRの広告運用やメディア運営・情報発信・大学生インターン生の指導・キャリア教育の推進・移住者交流会の開催・新潟県全体の移住者の調査と多岐にわたります。

まちづくりを仕事にすることとは?

小山

小海さんにとってのまちづくりとは、どのようなものですか?

小海さん

「まちづくり」は抽象的な言葉だとは思うんですけど、私の考えるまちづくりというのはやはり、「場所をつくることで人と人とを繋げる」ことだと思っています。

小海さん

具体的な話をすると、「とおか市」というというのに私は毎月出ているのですけど、「とおか市」という場所があることで十日町の地元の住民とお店を出して出展者の方が繋がることができます。
(とおか市とは毎月10日に十日町市で開催されているマルシェイベントで、毎月市内外から多くの人が訪れている)

小海さん

私たちも十日町市移住コンシェルジュとして「とおか市」に出ていますけれども、そうやって町に出ることでまた人との繋がりが生まれてきて、人と人とが繋がることでまた町に対しての愛着も生まれてくるし、新しく何か始めようという風な気持ちも出てくるので、やっぱりその地元に住んでいる人が孤立しないで、いろんな人と繋がれる場所をつくるのが『まちづくり』なんじゃないかなと私は考えます。

小山

小海さんがされているお仕事の中で大切にしていることは、どんなことですか?

小海さん

今の仕事をする上で大切にしているのは、なるべくたくさんの人に会うことです。

小学校の先生をしていた時に比べて、移住コンシェルジュで仕事をしていると本当にいろんな方と関わる機会が生まれてて、なるべくこのオフィスの中にいるのではなくて、どんどん外に出ていろんな人と関わって、新しい関係をどんどん見出していこうというところを大切にしています。

なぜ新卒でUターン?

小山

小海さんは十日町市出身と仰っていましたが、小海さんが地元で働きたいと思った理由を教えてください。

小海さん

私自身が人が多すぎるところがあまり好きじゃないというのもあって、東京に出たいとか都会に出たいという気持ちが全くなかったというのもあるし、やっぱり自分の友人含めて地元から人がいなくなってしまうのがすごくもったいなくて寂しいことだなと思っていたので、自分は地元に戻って大学を出ていたというスキルを生かして活躍できるのではないかと思って、地元にUターンして仕事をしています。

小山

小海さんの思う十日町市の魅力はどんなところですか?

小海さん

ここはやっぱり面白いことをやろうとしている人が多い町だなと思っていて、面白いことをやろうという風土を受け入れる土壌のある町だと思っています。

小海さん

一般的には「稼いでいくにはこういう仕事をしなきゃいけない」というのがあると思うんですけど、それにとらわれずに、自分のやりたいと思うものを実際に仕事にしている人がいるし、それを町の人も受け入れて「面白いことやっているね」と言って積極的に関わっているような、そんな町なのが十日町市の魅力かなと思っています。

小山

小海さんがUターンをしてよかったと思うことを教えてください。

小海さん

Uターンして良かったことは、Uターンする前は知らなかった地元の面白い場所やイベント、人を再発見することができたことです!
(お酒を飲めるようになったのも大きいです)

小山

最後に、Uターンを考えている大学生に向けてメッセージをお願いします!

小海さん

Uターンを考えている方には、自分の地元で面白いことをしている人や場所を調べて、直接会いに行ってみることをオススメします!

小海さん、ありがとうございました!

インタビューをしてみて、小海さんが「まちづくり」に対しての強い想いを持ってお仕事されているところがすごく素敵だと感じました。
この記事で、Uターンを考えている大学生の背中を押せたら嬉しいです!

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