探究・キャリア教育

【ゆきぐに教育探究隊】活動の振り返り(2/18~3/3)

インターン開始からあっという間に2週間!
ということで、これまでの活動を簡単に紹介したいと思います。

まずは、この地域の高校5校を訪問し、それぞれの探究学習の取り組みについて紹介していただいたり、発表を見せていただいたりしました。

そして、松之山地域の生態系を調査するために『十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ』の方に訪問しました。

また、松之山温泉スキー場で行われた『焚き火 de 探究ヒュッゲ』のイベントに参加しました。

最後に普段の活動として、探究学習の取り組み事例のまとめ、Instagramで活動の記録を発信、とおかまち移住部ラヂオの収録などを行いました。

今回の記事では、『焚き火 de 探究ヒュッゲ』のイベントについて詳しく紹介したいと思います!

焚き火 de 探究ヒュッゲ

概要

このイベントは3月2日に松之山温泉スキー場で行われました。

この日はあいにくの大雪!久しぶりに天気の悪い十日町でした。

まず、はじめに「ヒュッゲ」とはデンマーク語で「居心地がいい空間や時間」のことで、幸福度が高いデンマークで大切にされている価値観です。
焚き火を囲んでゆったりとした時間を過ごしながら、自己探究を行うといったイベントになっています。

主催者は地域おこし協力隊のお2人!
長島遼平さん:アウトドアで新潟の魅力を発信中
松井千枝さん:十日町市・津南町の高校生の探究学習に関わる

焚き火とヒュッゲ

焚き火を作るためには薪が必要!ということで、長島さんの指導のもと「薪割り」の体験を行いました。
力は必要でしたが、ナイフと木材を使って意外と簡単に割ることができました。

最近はソロキャンプの流行などもあり、焚き火を作ったことがある人もいるかもしれませんが、焚火が活躍するのはキャンプ時だけではありません。
焚き火は「暖を取る」「料理を作る」「明りになる」ことができます。そのため、災害時にも役立てることができます。

また、焚き火にはヒーリング効果があるのをご存じですか?
「パチパチ」という音や炎のゆらめきを見ることで、「リラックスできる」「自分自身と向き合うことができる」と様々な効果が期待できます。

今回は、室内開催となってしまったため、焚き火を作ることはできませんでしたが、キャンドルを使ってヒュッゲを楽しみました!

実際に行ってみて、とてもリラックスすることができたし、「最近、こんなにゆったりした時間を過ごせていない!」ということに気が付きました。
せわしなく過ぎる日常の中にヒュッゲを取り入れることで、小さな幸福感を得られるのではないかと思います。

自己探究の時間

午後からは、デンマークのホイスコーレ式の自己探究ワークを行いました。

「ホイスコーレ」は17.5歳以上ならだれでも入学でき、自分の学びたい教科を選択して自由に学習することができる国民学校です。
そこで実際に先生をされていた松井さんの指導のもと、2つの活動を行いました。

「自分を知る」活動では、関連する単語を連想するのに苦戦しましたが、何とか絞り出した最後の言葉が「そば」でした。
そばは十日町名物なので、普段は上越にいながらもどこかで地元を考えている自分がいるのかなと考察しました。

「対話する」活動では、感謝の対象が「人」だった自分に対して、対象が「自分」や「地球」だった参加者のお話を聞いて、なるほど!という新しい発見が多くありました。
その人の経験や知識によって考えることが全く違ってくることがこの活動の面白さです!

また、教育に対する意見として「子供が自由に過ごせる場所」というのがテーマとして上がりました。
日本の教育現場の課題として、学校内外でこういった場所をどう確保していくか考えていくことが必要なのではないでしょうか?

最後に

イベント全体を通して、普段の生活に足りていなかった、ゆったりとした時間を過ごしながら自分について考える時間をとれたことはとても良かったです!

そして、それ以上に様々な立場の人と関わることができるイベントでした。
それぞれの立場からの意見や考えを聞くことで、自分自身の視野を広げることができたので、とてもいい経験になりました。

また、出身が十日町市外の方も多く参加してくださっていたため、移住者目線の十日町の良さを聞くことができ、魅力の再発見にもつながったと感じます。

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十日町市移住コンシェルジュ
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