探究・キャリア教育

【ゆきぐに教育探究隊】キャリア教育の重要性~私の進路決定と高専について~

こんにちは!ゆきぐに教育探究隊インターン生の恩田詩緒梨です!

これまで調べてきた学校における探究学習では「自分の将来につながる探究」をテーマにしているものも多くみられました。

高校生という次の進路に向けて大きな決断をする時期に「自分の興味・関心」「好きなこと」を知っておくのは大切ではないでしょうか?
また、キャリア教育などを通して「職業や進路について知る」ことも未来の可能性を広げるために必要だと思いませんか?

そこで、1つの進路選択の例として、私のこれまでの経歴と高専について紹介しながら、私自身がどのように興味・関心を見つけてきたか、進路の決め方などについてまとめたいと思います!

中学校時代

中学生の私は、部活に明け暮れる毎日でした。
しかし、決して勉強が嫌いだったわけではありません。

特に理科と数学が大好きで、2年生の夏休みには「自由研究」で興味があった「Tシャツの色と紫外線量の関係について」実験を行いました。
授業とは違い、仮説、実験方法、考察まですべて自分で考える自由研究がすごく楽しく、「実験もっとやりたい!」という思いで高専への進学を決めました。

高専時代

高専とは?

高等専門学校(通称高専)は、実践的な技術者の育成を目的にした高等教育機関です。
そのため、低学年のうちから工業などの専門的な知識・技術を学び、5年間の一貫教育をうけます。

 実際、1年生の時点で専門科目もいくつかあり、その割合は学年が上がるごとに増えていきます。
そして、4年次には研究室への配属があり、5年生の卒研発表に向けて、研究活動を行います。

高専卒業後は「専攻科進学」「他大学への3年次編入」「就職」などの進路になります。

高専での学校生活

私の所属していた「長岡高専 物質工学科」
この学科は化学を専門とした学科のため、専門科目は〇〇化学とつく教科が多かったです。
1年生の後期からは実験も始まり、毎週レポートに苦しめられていました。

3年生で行った蒸留の実験。座学だけでなく、実習の授業がいくつもあります。

ただ、勉強ばかりの学校生活ではなく、楽しいこともたくさんありました。
学生寮の友達と誕生日会を開いたり、部活の後輩と鍋パーティーをしたり。
学校行事もたくさんあり、クラスマッチや体育祭、文化祭など積極的に参加しました!

「勉強ばっかりなんでしょ?」というイメージを払拭するため、こちらはダイジェストで

インターンシップが進路選択の転機に

高専の4年次には夏休みの期間を利用してインターンシップに参加しました。
インターン先は県内外の企業から自分の分野に関連するものを選択したため、学んできた知識や技術がどう社会に活かされているのかを知ることができました。
そして、実際に仕事をするというこの経験が「自分が本当にやりたいことって何だろう」と将来について考えるきっかけになりました。

そして、この頃学内の活動として数学の学習支援を行っていたのですが「テストでいい点とれました!」と報告してくれる後輩の姿を見て「教員いいかも」と思うようになりました。
その後、先生との面談や友達と進路の話をする中で

「これまで身につけてきた化学の専門的な知識・技術を活かして、理系の面白さを伝えられる先生になりたい!」

と思うようになりました。

上越教育大学との出会い

5年生に向けて、進路説明会なども多くなってくる中で、大学説明会の学校の1つに上越教育大学がありました。
上越教育大学と長岡高専が連携協定を結んでいることや、上越教育大学は大学院から教員免許が取得できることもあり、ここに進学したい!と思いました。

高専 専攻科時代

専攻科とは?

高専には5年間の高等教育の上に、さらに高度な技術を学ぶために2年間の専攻科が設置されています。
高専卒業時には「準学士」、専攻科修了時には「学士」の称号が得られ、これにより大学院への進学もできます。

4年生から専攻科修了まで研究で行っていたクロリンの合成。

地域課題解決の授業にて

専攻科の授業では、他の学科の学生とともに課題解決を行うものがあり、これまで学んできた知識や技術を使って、地域企業が抱える課題を解決するためにアイデア出しやプロトタイプの作成に取り組みました。
他分野の学生との関わることで新しい知識や視点を知れたことや、チームで1つのものを作り上げるこの活動はとても良い経験になりました。

ICTを使った小学校の教材開発を行いました。探究学習に似ているかも!

やりたいことを思う存分やる

ありがたいことに、高専時代でたくさんの人とのつながりができ、一緒に企画をしたり、イベントに誘ってくれたりする仲間が出来ました!
それ以外にも図書館での学習支援員や小学校の実験教室のアシスタントなどにも参加し、研究をしながらも、たくさんのことに挑戦した専攻科時代になりました。

専攻科での活動の一部を紹介。もちろん、ちゃんと研究もやっています!!

最後に

私の経歴と高専の紹介、いかがだったでしょうか?

「実験」という「興味・関心」を見つけ高専に進学し、「教員」という「やりたいこと」を見つけたおかげで、今に至ります。
そして、これまでの経験と人との出会いが、私の知識や価値観を広げてきたといっても過言ではありません!

ぜひ、皆さんも、たくさんのことを経験する中で「自分の興味・関心」を見つけてみてください!
そして、その経験やそれによる人との出会いを大切に「自分自身がやりたいこと」を見つけていってください!

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