今回のインターンシップの題名にも含まれている「探究」
「そもそも探究学習って何?」「どんな種類があるの?」といったことについて、紹介したいと思います!
探究学習とは?
皆さんは「探究」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか?
「探究」という言葉を辞書で調べてみると、「物事の真相・価値・在り方などを深く考えて、すじ道をたどって明らかにすること。( 三省堂大辞林より)」と記載されています。
つまり、あるテーマについて知識や技術を身につけるだけでなく、それを明らかにするために情報の整理・分析や検証を行うなどの過程を踏むことが探究であると言えます。
そして、今回のテーマである「探究学習」
これは、あるテーマに対して自ら課題を設定し、解決に向けた情報収集・分析を行っていく学習となっています。
主体的に行動したり、様々な教科の知識・技能を横断的に活用したりすることが必要になります。
学校ではどんな感じ?
教育現場では、2018年に改訂された高等学校学習指導要領で「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」に変更されました。
今の日本では、少子高齢化やグローバル化、めまぐるしい技術革新等により、社会が大きく、そして急速に変化しています。
そんな予測困難な時代に対応するために総合的な探究の時間を通して「自己の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見していく資質・能力 (高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総合的な探究の時間編より)」を身につけることが目標とされています。
探究的な学習では「①課題の設定→②情報の収集→③整理・分析→④まとめ・表現」というプロセスに基づいて学習活動を行い、上記の資質・能力を育成することになります。
実際どんなことやるの?
私は理系の人間なので、探究学習と聞くと真っ先に思い付くのは「自由研究」です。
自分で疑問に思ったことを課題として設定し、仮説→実験→考察…と進んでいく研究活動。
探究学習といえるのではないでしょうか?
ただ、探究学習のテーマになるものは、理系分野に限られるわけではありません!
あくまでも事例の一部ですが、これまで調べたテーマを紹介します。
地域探究
その地域の抱える課題を見つけ、それを解決する。
→地域貢献や地域への愛着心が高まりやすい。
キャリア・進路探究
職業について調べたり、自分の人生について考え、まとめる。
→学生時代にするべきことに気が付けたり、その後の進路を決めるきっかけとなる。
SDGs探究
SDGsに関連した課題を設定し、課題解決やそれに関するディスカッションを行う。
→社会とのつながりを意識することができる。
教科探究
・理数探究:理科的・数学的な問に対して、理数系の知識を使って研究や実験を行う。
・歴史探究:歴史的な出来事や資料からその時代や現代への影響に関して読み解く。
・古典探究:絵画や作者への評価をもとに古典作品の内容や背景の理解を深める。
→それぞれの教科との連携により、教科に関する知識や技術が身につく。
様々な例を調べてみて
これまで色々な学校の探究学習の例について調べてみて、高校3年間を通した連続性のある探究学習を行っている例が多いと感じました。
そして、それぞれの学年で地域交流やグローバル的な取り組み、自分探究等、その学校の実情や目指すべき生徒像に合わせた探究活動のテーマ設定がなされています。
中でも、地域と関連した取り組みは多く、学校と地域との連携が重要であると言えます。
探究活動の在り方について
学校で行われる各教科の授業は「教科の目標」や「学年の目標及び内容」など、大まかな授業の流れが決まっています。
それに対して総合的な探究の時間は「学校の教育目標」や「学校で育成を目指す資質・能力」に合わせて学習活動や指導方法が決められます。
なので、総合的な探究の時間は「その学校が独自の工夫をすることのできる時間」であり「生徒自身が自分の興味・関心を深めることのできる時間」ともいえると思います!
そのため、それぞれの学年や学校・地域の現状に合わせて探究の時間のテーマを設定することで、効果的に生徒の力を育成できたり、地域貢献をすることができたりすると感じました。
一方で、学校側が詳しいテーマを決めてしまうと生徒が本当に探究してみたいことを探究できなくなったり、自立性が損なわれてしまったりする可能性もあります。
どちらも大切なことであり、そのバランスを取っていくことが重要なのではないでしょうか?